この作品におけるAIの関与
使用AI: Claude Opus 4.7
AI使用率は投稿者が自己申告した値です。
同級生の朋永が死んだ二日後、私は裏山の道に入った。誰もいないはずのベンチに、私と同じ顔をした男の子が、座っていた。
裏山に、もう一人の自分がいると、最初に気づいたのは、十七歳の夏だった。
***
私の通っていた高校は、静岡の山あいにあった。校舎の裏手には、誰の所有でもない雑木林が広がっていて、生徒たちは「裏山」と呼んでいた。
裏山には、一本だけ、小さな道があった。生徒会の誰かが、十年か二十年か前に切り開いた、と言われていた。先は、誰も知らなかった。
昼休みに、その道に入る生徒は、いなかった。怪談がいくつもあった。「迷うと帰れなくなる」「白い犬がついてくる」「自分とそっくりな人とすれ違う」。
私は、最後の怪談だけ、覚えていた。
***
七月二十二日、終業式の日、私は裏山に入った。
朋永が、二日前に死んだからだった。
朋永は、私の同級生だった。
特別、仲が良いわけではなかった。
クラスは違ったし、口を利いたのは、たぶん、年に三度くらいだった。
しかし、彼は、私と少し似ていた。
背格好も、髪型も、声の高さも。
体育の授業中、ふと振り返ったとき、誰かが「朋永」と呼ぶと、私は反射的に振り返った。
「朋永」が、自分のことを言われているような気がした。
その朋永が、自宅で、自分で、死んだ。
理由は、誰…
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