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【貸出履歴 2010-2015】
2010-03-12 『資格試験 中小企業診断士』 返却 2010-04-09
2010-07-15 『ひとりで生きる、ということ』 返却 2010-07-29
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2011-03-15 『ボランティア入門』 返却 2011-04-05
2011-04-22 『被災地で、できること』 返却 2011-05-13
2011-06-30 『仮設住宅の暮らし』 返却 2011-07-14
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2012-02-08 『日本史 戦国時代』 返却 2012-02-22
2012-03-12 『江戸時代の商人』 返却 2012-03-26
2012-08-15 『明治の教育』 返却 2012-08-29
2012-11-22 『戦時中の看護兵の記録』 返却 2012-12-06
2012-12-15 『漁業の歴史 古代から現代まで』 返却 2012-12-29
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2013-01-22 『胃がん 早期発見の重要性』 返却 2013-02-05
2013-04-15 『健康診断、再検査の方へ』 返却 2013-04-29
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2014-09-10 『ひとりで死ぬということ』 返却 2014-09-24
2014-12-22 『身辺整理 五十代から』 返却 2015-01-05
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2015-08-15 『戦後70年 戦没者の手紙』 返却 2015-08-29
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司書のメモ:
2011年、震災の年、Tさんは、ボランティア関連の本を、借りていらっしゃいました。
被災地に、行かれていたのか、行きたいと思って、調べていたのか、わかりません。
2012年、突然、日本史の本を、借り始められました。
戦国時代、江戸時代、明治、戦時中、と、順を追って、借りていらっしゃる。
最後に、漁業の、歴史。
私には、なぜ、ばらばらに、見える、これらの時代の、記録を、Tさんが、ひとつの、流れで、読まれていたのか、わかりませんでした。
何か、ご自分のルーツのようなもの、を、探していらしたのかも、しれません。
2013年、胃がん関連の本。
ご自身の、健康診断で、何か、あったのかも、しれません。
2014年、「ひとりで死ぬ」「身辺整理」。
ある決意を、固めようと、されているように、見えました。
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私は、Tさんに、声を、おかけしたかった。
しかし、図書館員は、利用者の、プライバシーに、踏み込みません。
ただ、Tさんが、「戦時中の看護兵の記録」を、お返しになった日。
返却カウンターで、Tさんは、一冊の本を、手に、しばらく、止まっておられました。
それから、こう、ぽつり、と、おっしゃいました。
「司書さん、戦時中の、看護兵、というのは、海外の戦地に、行ったんですか。」
私は、お答えしました。
「はい、多くは、海外の戦地で、亡くなった、と、聞いています。」
Tさんは、頷かれて、本を、返却されました。
それだけでした。
そのときの、Tさんの、目は、どこか、遠い、過去を、見ているような、目でした。
ご自分の、過去ではなく、もっと、ずっと、前の、誰かの、過去を、見ているような。
河野