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【貸出履歴 2019】
2019-04-02 『君と、また会える日』 返却 2019-04-16
2019-04-22 『君と、また会える日』 返却 2019-05-06(再貸出)
2019-05-15 『君と、また会える日』 返却 2019-05-29(再貸出)
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2019-06-12 『最後の家族写真』 返却 2019-06-26
2019-06-30 『ひとり、桜を、見に行く』 返却 2019-07-14
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2019-07-15 『君と、また会える日』 貸出中
2019-07-15 『さようなら、を言わずに』 貸出中
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司書のメモ:
2019年、Tさんは、ある一冊の本を、繰り返し借りられました。
『君と、また会える日』
3回、お借りになりました。
その本の内容を、私は、知っています。
亡くなった伴侶と、いつか、また会える、と、信じている、ある男性の、物語です。
Tさんは、その本を、読み返したかったのだ、と思います。
ご自身の、信じたい、何か、を、確認するために。
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2019年6月30日、Tさんは、『ひとり、桜を、見に行く』、を、お借りになりました。
6月に、桜の本、というのは、奇妙です。
桜は、6月には、咲きません。
私は、貸出カウンターで、お訊きしました。
「桜、お好きなのですか?」
Tさんは、頷かれました。
「桜の、頃に、約束を、している、人が、おりまして。」
「その方と、お会いになるんですか?」
「はい、桜の頃に。
ただし、今年の春は、間に合いませんでした。
来年の春か、あるいは、それ以降の、いつかの春に。」
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Tさんは、お顔の色が、すぐれませんでした。
お痩せに、なっておられました。
私は、来年の春は、難しいかもしれない、と、感じました。
Tさんも、おそらく、感じておられました。
それでも、Tさんは、「桜の頃」を、口に、なさいました。
「桜は、いつ、咲くか、わからないのです。
春に、咲くこともあれば、十二月に、咲くこともある。
私の、心の中の、桜は、季節を、超えて、咲き続けています。」
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そして、2019年7月15日。
Tさんは、もう一度、その本を、お借りになりました。
貸出期限は、7月29日。
しかし、その本は、返却されませんでした。
河野