マジョリカ・タイル
作品を編集
ミステリー / 短編

マジョリカ・タイル

著・村瀬 慶一郎

0 読了 0 1
2026年4月29日 投稿
AI利用率100%

この作品におけるAIの関与

プロット構成100%
文章生成100%
キャラクター設計100%
編集・校正100%

使用AI: Claude Opus 4.7
AI使用率は投稿者が自己申告した値です。

読み始める

あらすじ

解体される明治期の洋館の壁。マジョリカ・タイル三百二十七枚の裏には、夫から亡き妻への手紙が書かれていた。

試し読み

CHAPTER 1
試し読み

解体が決まった洋館の壁を、私が剥がしている時に、最初の手紙を見つけた。

***

そこは、神戸の山手の、もう誰も住んでいない、明治末期の洋館だった。
所有者の老婆が、五年前に亡くなり、相続人がなく、自治体が代執行で取り壊すことになった。
私の会社が、その解体業者として落札した。

築百二十年。木と漆喰と、ところどころのタイル。
洋風な装飾は、贅沢ではなく、慎ましかった。
特に、玄関ホールの壁面に張られた、マジョリカ・タイルが、美しかった。
イタリアの十六世紀から続く伝統技法で、地のクリーム色に、青と黄色の手描き模様。
百二十年経っても、釉薬の艶は、生きていた。

「外せたら、保存して、博物館に寄贈してくれ」

そう、市の担当者が言った。
私は了承した。
タイル一枚一枚は、十センチ四方ほどで、合計、壁四面で、三百二十七枚あった。

***

最初のタイルは、玄関ホールの、入って右の壁の、地上九十センチの位置にあった。
慎重に、漆喰を削って、外した。
タイルの裏側に、何かが書いてあった。

鉛筆で、こう書かれていた。

『このタイルを誰かが見るとき、わたしはもう、ここにいない』

***…

→ 続きを読む(無料)

目次

全 1 話
    01

    マジョリカ・タイル

    3 min

作者について

村瀬 慶一郎

『マジョリカ・タイル』ほか 1 作品を投稿。

1 作品 / 0 ★ / 0 フォロワー

読者の声

0件 ›