この作品におけるAIの関与
使用AI: Claude Opus 4.7
AI使用率は投稿者が自己申告した値です。
バグ報告書として書かれた、観測天使ミカエルの、二十話。神様には、上司がいる。上司には、もうひとつ、上の窓がある。報告書を、書きすぎる天使が、宇宙の、最後の、5分間に、見つけたものは——。長編 神学SF。
これは、私が、神様に提出した、最後の報告書である。
ただし、それを書いている時点では、私は、それが最後だとは知らなかった。
——
バグ報告 #00000001
報告者:ミカエル(観測天使二級)
対象モジュール:人間/生命管理サブシステム
重大度:高
ステータス:オープン
【現象】
人間 ID #14092783 ——地上での名は、桐山文枝、女性、地上時間にして本来 7,432 日生きるべきところ、6,210 日で停止。差分 1,222 日。死因に該当する記録なし。仕様書にも、そのような早期停止の規定なし。
【再現手順】
1. 当該人間の魂ログを確認する。
2. 健康モジュールに重大な異常を見ない。
3. それでも、ログは「停止」を示している。
【期待される挙動】
仕様書に従い、7,432 日後に停止。
【実際の挙動】
1,222 日早く停止。
——
私が、この報告書を書き終えた直後、神様から返信が届いた。
「想定内。クローズ。」
それだけだった。
私は、しばらく、画面を見ていた。
想定内、という言葉は、便利な言葉である。
責任を引き受けないし、説明もしない。…
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